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本当に大切な事は目には見えない『魔法遣いに大切なことーSomeday's dreamers』

もしも貴方が、今と変わらぬ現実世界で、
「魔法遣い」
と言う特殊免許を与えられたとしたら、何がしたいですか?

どうも、魔法大好きハクライト(@hakuraito00)です。

と言う訳で、今回紹介します作品はこちら。

原作:山田典枝先生 漫画:よしづきくみち先生
『魔法遣いに大切なことーSomeday's dreamers』

掲載誌情報

『魔法使いに大切なこと』と言う作品のコミックスは、

・第一作「Someday's dreamers」

・第二作「太陽と風の坂道」

・第三作「~夏のソラ~」

 の全3シリーズある作品です。

今回は、シリーズ第一作、「Someday's dreamers」について、触れていきたいと思っております。

第一作の『魔法遣いに大切なことーSomeday's dreamers』は、「月刊コミックドラゴン」にて、2002年6月号から、2003年2月号まで連載された作品です。
コミックス2巻、全7話で構成されております。

 

アニメ化した際に、主人公の菊池ユメちゃんを、女優の宮崎あおいさんが演じられたのも、当時としては話題になりましたね。

アニメ化もしましたし、小説も出ました。実写の映画化までしており、それのどれかに触れた事はあるけれども、どれかまでは分かんない、だけれども

「魔法遣いに大切なこと」

って言う印象的なタイトルだけは覚えてる、そんな方もいるかもしれません。

そう言う方が、懐かしい、また読んでみようかなと、折角だからこの機会に全部、と思ってもらえれば、ハクライトとしてはとても嬉しいです。

「魔法遣いに大切なことーSomeday's dreamers」簡単3行あらすじ

魔法能力者は、内閣府の外局に位置する魔法労務統括局(通称、魔法局)の元で管理され、規定の研修を受け、魔法士(魔法遣い)としての認可を受けなければいけないと定められている社会。

菊池ユメは、念願の魔法士になる為に、夏休みを利用して岩手県遠野市から上京し、東京にある「小山田魔法事務所」で研修を受ける事になった女子高生。

期待に胸を膨らませる彼女の前に立ちはだかるのは、魔法だけで全てを解決出来る訳では無いと言う重い現実だった。

もしも魔法を遣えたら、何がしたいですか?

皆さんは「魔法」に憧れた事はありますか?

手を触れずに遠くの物を持ち上げたり、炎を出したり、枯れてしまいそうな花を咲かせたり。

RPGが好きな方は、回復魔法、攻撃魔法、補助魔法、など、何が得意な魔法使いを入れるか?

果ては、白魔道士、黒魔道士、赤魔道士青魔道士など、色によって得意な魔法が違う上での戦略性など、正に魔法はゲームやファンタジーなどの世界では、必要不可欠と言っても過言では無い程、重要な役目を持っています。

 魔法が遣える社会になったら、どんな魔法を遣ってみたいですか?

貴方は、魔法を遣って何をしたいですか?

さて、問いかけてばかりでもなんなので、私の感想をバリバリ語りますとね、

まずは、声を大にして言います。

 

時折出るユメちゃんの方言がな~んまら可愛い!!

(」゚ロ゚)」カワイイ!

(」゚ロ゚)」カワイイ!

(」゚ロ゚)」カワイイ!

 

 興奮のあまり、私もお国の北海道弁が出てしまう始末(笑)

 

いやいや、本作は確かに、魔法と言う幻想的な文化が、現代の日本社会に受け入れられるとはどう言う事なのか? と言う社会派的な見方も出来ると思うんですよ。と言うかそれがメインなのかもしれません。

ですが私は、遠野から出てきた一人の純朴な少女が、小さい頃から魔法と言う素敵なギフトを与えられて、大人になって東京に出て来る訳ですよ。

遠野と言えば、昔から『遠野物語』等でも知られるように、妖怪の話や不思議な出来事や民話が多く残っている地でもあります。そんな素敵な地ではあるんですけれども、ユメちゃんからしてみれば、憧れの大都会東京に出てきた、一人の田舎者だと言う引け目がある訳です。

魔法があるだけの、明るい一人の女の子。田舎者だからと舐められる訳には行かない。ましてや、大好きな故郷を馬鹿にされる訳にはいかない。

そんな彼女が、普段は標準語で話そうとする彼女がですね、自分の本当に大事にしている魔法の事を、魔法士の事を貶された時に、プライドをかなぐり捨ててでも言わなきゃいけないと思ったとき、思わず方言が出てしまうんです。

後に彼女のその時の行動は、大きな悲劇を招くことにもなってしまうのですが、それは是非本編を読んで試してみて欲しいです。

大切な事は目に見えない。魔法を現実として扱うからこそ見える社会問題

『魔法遣い』

と言うキャッチーなテーマを扱いながら、その根底に流れるのはあくまで、少女の成長物語であり、魔法はあくまで一つの要素でしかない。

勿論、魔法が現代に受け入れられるとしたら、一体どう言う事なのだろう、と言う考察は、私は関心させられると同時に、魔法に対しての冷たい視線を送る人々を自分に重ね、反省しなきゃいけないな、とも思わされました。

 

そして遠野の美しく柔らかい自然を描いた、よしづきくみち先生の絵も見所の一つです。

この第一シリーズ自体は、コミックス2冊で完結なので、すぐに読み終わると思います。

 

まずはこれを入り口に、気に入って下さいましたら、『太陽と風の道』『~夏のソラ~』の三部作も、読んで欲しいなと思っております。

 

と言う訳で、今回紹介しましたのは

原作:山田典枝先生 漫画:よしづきくみち先生

『魔法遣いに大切なことーSomeday's dreamers』

でした。

 それでは、今回はこの辺で!

ハクライトでした!